ただ今を一生懸命生きる

みのるちゃんの日記

人間の力(あれから14年)

いつもの居酒屋さんで昔話。

なんかの話題からその話に。

神戸の震災の直後、ボクは六甲道駅の南側に1年通ってた。

六甲道駅から歩くとすぐ、コンクリートでできてるはずの渡り廊下みたいなのが真っ二つ。

お昼にお好み焼きをよく食ってたが、そこの店はプレハブやった。

そこの、おばちゃん、クーラーの効かへん店の中で、

いっつも笑顔でボク達に接してくれて、いつも大盛りにしてくれてた。

タオルを首に巻いて、むっちゃ、元気やった。

ボクが通ってたとこも、プレハブ。

シャーペンでつついたら、小さな穴があくとこやった。

ボクの友達が住んでたマンション、半壊の烙印が押され、

何回か泊めてもーたけど、むっちゃ静かなとこ。

それでも、皆、元気やった。

駅も壊れてたけど、

街も砂埃だらけやったけど、

みんなゲンキやった。

その街が、グーグルマップで六甲道を調べたら、

全てが変わってた。

みんなが変えたんや。

つらいことあっても、みんなそんなこと言っとられへん。

ボクもその街の空気を吸ってたんや。

ボクもそうなろ。